内容説明
いま、全世界が東京に注目している。世界の3大金融センターに成長した東京が、同時に「地価高騰」に見舞われているからである。様々な俗説が流されて、現代の「土地神話」が生まれた。政府は、例によって、局所的な対症療法に終始するだけで、根本的な対策はたてられていない。本書で3人のエコノミストは、その神話の虚構性をあばいている。そして市場のメカニズムの活用と、適正な税制・料金制度の採用によってのみ「東京問題」が解決されることを提唱している。
目次
1 住みにくい東京、何が問題か
2 なぜ東京再成長が起こっているのか
3 東京プロブレムとジャパン・プロブレム
4 東京プロブレムをめぐる10の神話
5 ディレギュレーション―快適な東京圏をつくるための提言
6 正しいプライシング―快適な東京圏をつくるための提言
7 四全総と東京プロブレム