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内容説明
カレンは1枚の写真に目を奪われた。幼いころから夜ごと悩まされてきた悪夢に現れる家―その家の写真が母の遺品の中から出てきた。わけを尋ねようにも、すでに両親は亡い。写真に記された“タイロン”という名を頼りに、小さな町を訪れたカレンは、見知らぬはずのその町で、引き寄せられるようにあの夢の家に行きついた。再び甦ってくる悪夢。螺旋階段に現れる白い手、燦めくダイヤモンドの指輪、そして悲鳴―カレンは恐怖に襲われた。なぜこの家を夢に見るのだろう、私とどんな係わりがあるのだろう…。その家には、殺人事件と幽霊の噂がまつわりついていた。家の持ち主ダフネの孫、スティーヴと知り合ったカレンは、その謎を解こうと町の人々に尋ねてまわる。頑に口をつぐむ人たち。25年前にその家で起きた変死事件。そして不思議な因縁を感じさせるスティーヴ―カレンは隠された過去へと足を踏み入れて行く。