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内容説明
父親の急死で失意のどん底に突き落とされてからケティーは情熱のすべてを探偵の仕事に注いできた。満月のある夜―依頼された仕事で停泊中のクルーザーに忍びこんだケティーは隣のクルーザーのオーナー、マットに出会う。船室でひとり推理小説を執筆していたマットは黒ずくめの服に身を包んだ美人探偵を見た瞬間胸の痛むような気持を味わった。元警官で、何度も危険をかいくぐってきた彼はにはケティーの身にふりかかるものが予想できたからだ。彼は口実を作っては、ケティーの仕事先に付いていく。そんな過保護をうとましく思っていたケティーだがついに何者かにジョギング中を襲われる…霧の深い朝だった。