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内容説明
六年前のクリスマスの日、十八歳だったナタリーは、激怒する父親によって、愛するトニーから無理やり引き離された。東都の大学院で学ぶ今も、そのときのつらい思い出は胸の中から消すことができない。だが、久し振りに帰ったポートランドのデパートで偶然見かけたのは、一日として忘れられなかったトニーではないか!ナタリーは思わず声をかけた…。(「クリスマスの奇跡」)。政治家の夫を三年前に暗殺されたレベッカは、今サンフランシスコで働きながら息子と娘を育てている。彼女の上司ディヴイッドは、かねてからレベッカに思いを寄せていたが、彼は十二月二十五日から始まるユダヤ教のハヌカー祭を、前妻との二人の息子とタホー湖の別荘で過ごそうと計画、レベッカ母子にも声をかける。彼女の心をつかみたいためだった。(「八夜祈れば」)。サウスダコタ州のインディアン保留地で教師をしているホープは、両親が離婚・再婚しているため、クリスマスになっても帰るべき家がない。そんな彼女の前に、教師仲間フランシスの兄ルークが現れる。いつしか二人は惹かれ合うが、故郷の活気のなさに家を出、軍隊に入ったルークもまた、自分の帰るべき土地を見出せない孤独な魂の持ち主だった。(「イブに降る雪」)。レイシーは長距離トラックの運転手相手のレストランで働くウェイトレス。離婚した二人の子供を抱え、苦しい生活を送っている。だが今年は、けんか別れした父親との和解を決心し、友人ペイトのトラックで東部の家に帰るつもりでいた。ところがペイトは怪我をしてしまい、代わりに来たのはクーパーという気難し屋。三日間も一緒に過ごせるのだろうか?(「きっとサンタさんが」)。