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内容説明
サンフランシスコを飛び立つときは快晴だったのに、今は一面の銀世界の中で立ち往生している。早く吹雪がおさまってくれないかしら…。コンピューター関係のコンサルタントとして働くフランキーは、大事な顧客のもとに今日中に着きたかった。タホ湖へ向かう飛行機が欠航となって、仕方なくサクラメントから急行バスに乗り換えたけれど、いつのまにか乗客はフランキーともう一人の男性だけ。通路の向こうで眠る男は西部劇に出てくるガンマンの風貌だ。こんなときによくも眠れるものね!バスが大きく揺れたとたん、男が目を覚ました。灰色の目でちらっとフランキーを見返した彼は、運転手を手伝って故障を調べはじめたが、お手上げとわかると意外なことを言いだした。いっしょに来ませんか?ぼくの家は、この先なんです。