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内容説明
培審コンサルタントとして活躍するアレーナのもとに、ある日、幼友達のレスリーから助けを求める電話があった。暴行罪で告訴されているというのだ。アレーナが故郷テキサスを飛び出したのは大学二年のとき。レイプという屈辱的な出来事を忘れるためだった。誰一人事情を知っている人はいないのに、これまでは帰る気になれなかった。けれども友情のあかしにと、アレーナは帰郷を決意する。なつかしい空港でレスリーと再会し、ようやく気持ちが落ちついたが、暴力をふるったのはレイプから身を守るためだったと聞き、親友が自分と同じ体験をしたことに強いショックを受けた。それなのに、当のレスリーは相変わらず陽気だ。今回の事件で弁護を引き受けてくれるサイラス・キンケイドとアレーナを結びつけるキューピッドになるなんていう始末。たとえレスリーの言うとおりハンサムで有能な弁護士でも、男なんか、過去の悪夢を思い出させるだけ―ごめんだわ!