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内容説明
「一杯つきあっていただけませんか?」男がビロードのようになめらかな声でアイシスに声をかけた。その夜、タホ湖畔のホテルで読心術を披露していたアイシスは、エキゾティックな美貌も一役買って満場の拍手を浴びていた。男は会場の隅から、じっとそんな彼女を見つめていた。アイシスは男の目に気づいていた。その目には、心に強く働きかける種の迫力があったから…。ショーのあと、アイシスは男に誘われるままつきあってしまうが、男の目的はどうやら自分だけではなさそうだと感じる。この―ジェームズ・リーランドと名乗る男は、いったいなに者なのだろう?不安な心を抱いたまま、アイシスは男に魅せられていく。