出版社内容情報
微分積分というと、苦手だという人が多い。そこで、文系の読者にも親しみやすくするため、会話文でストーリーをつくり、縦書きを採用しました。また、数式は味のある手書き文字を使って図解するようにして、イラストとともに載せるようにしています。解説は、微分は「変化」に敏感、積分は「貯め込む」主義という切り口から始めていきます。 本書では、実は微積が身近なところで使われていたり、知っているととても役立つ、という「事例」を挙げながら、微分・積分の本質を解き明かしていきます。基礎を身に付けるのに最適な内容です。
内容説明
微分積分が苦手なあなたへ…。難しい数式はでてきません。視線を隣の図に移すと、いままで読んだ内容がイメージ化され、頭に焼き付けられます。才能なんていりません。次の3つを実行すれば、だれでも数学を楽しめることができます。(1)数学の能力を遺伝子のせいにしない。(2)完璧主義を捨てる。(3)難しい箇所を楽しんで考え続ける。さあ、微分積分の世界へでかけましょう。
目次
第1章 変化と総和、どちらが好き?
第2章 微分で物事の変化をとらえる
第3章 積分の入口は原始関数と面積
第4章 二重人格な直流モータは、微分器で積分器?
第5章 「微分」でできること
第6章 「積分」でできること
第7章 動くものは、微分方程式になる
第8章 来てしまった周波数の世界、そして…
著者等紹介
本多庸悟[ホンダツネノリ]
1964年北大大学院・工学研究科・修士課程修了。通産省・工業技術院機械技術研究所(現・産総研)・主任研究官、東京農工大学助教授、教授を経て、2003年定年退官。2006~07年(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構プログラムマネージャー(非常勤)。現在、法政大学および同・大学院非常勤講師、ほか。東京農工大学名誉教授。工学博士。日本機械学会論文賞、精密工学会賞など、学協会賞受賞5件。国際活動として、国際会議・Computer‐Aided Production Engineering委員を長く勤め、第14回会議(東京)主宰など。東京都科学技術功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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花山
rouningyou
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ところてん
ひさか




