内容説明
オーレリア・ローズは自立を志すフリーの編集者。今回引き受けた仕事は、ある男の先祖の伝記の執筆依頼だった。その先祖とは南北戦争時代の南軍の一兵士だったが、資料を読み筆を進めるうちにオーレリアは、その兵士のもの静かで詩人のような神秘的な人柄に、また愛する女性との断ちきれぬ深い絆に、次第に強く惹かれていった。そんなある日、突然仕事の依頼主ジェッド・ダンシィが彼女を自宅に訪ねてきた。ジェッドは、A・R・ケナーすなわちオーレリアが女性だとわかると、とたんに不信感を露骨にあらわした。オーレリアはジェッドの人を人とも思わぬ傲慢な態度に怒りを覚えたが、半面ジェッドが写真で見る四代まえの先祖ジョゼフュー・ダンシィに瓜ふたつであることに心ならずも動揺するのだった。
感想・レビュー
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