内容説明
シカゴのデパートでウインドー・ディスプレー部長を務めるシェルビーは職場のクリスマスパーティで酔いつぶれ、そのまま会社の一室で眠りこんでしまった。カウチの上で気がついたときにはひどい頭痛で、意識はもうろうとしていた。電話をかけようと、暗闇の中をクリスマス・ツリーの明かりを頼りに歩き出したとき何かにつまずいて、前のめりに倒れこんだ。一体何につまずいたのかとにじり寄ってよく見たとたん、シェルビーはその場に凍りついた。サンタクロースの衣装をつけた男が、仰向けに倒れ、死んでいる…。社長のダッチだ。早く逃げ出さないと殺人の嫌疑をかけられてしまう。シェルビーは非常段階へ急いだ。だが、非常口のドアが閉じる寸前、服を着替え、そしらぬ顔で会議に出席したシェルビーに、ランドが言葉をかけてきた―「今夜のチャリティー・パーティに一緒に行ってほしい」。