内容説明
バーバラは12歳まで住んでいたケニアに13年ぶりに帰ったきた。遠く離れていても、ケニアが故郷だと思っていたし、父の遺産の農場を相続する目的もあった。ところが父親の共同経営者だったジョナサンは、彼女の帰郷を歓迎しようとはしなかった。しかも父親ののこした家も農場も自分のものだと主張して譲らない。所有権があいまいのまま、ふたりは同じ屋根の下で共同生活をはじめ、彼女も農場の仕事を手伝った。ふたりは、ことごとく対立する。しかし皮肉なことに、憎らしいはずのジョナサンに、バーバラは日を追うごとに魅せられていく…。