出版社内容情報
大学教授でありながら、クイズ番組では珍回答を連発。それでも、トレードマークの黒縁メガネをかけてにこにこ笑っていることから“ゆかい教授”と親しまれた、学習院大学名物教授・篠沢秀夫と、そこに輪をかけて明るい礼子夫人の半世紀。
50年も連れ添えば、笑っていられる日ばかりではない。突然おとずれた悲劇もあれば、頭の痛い問題もあった。それでも夫婦は笑っている。2009年には、教授はALS(筋萎縮性側索硬化症)と判明。声を失い、四肢の筋肉まで蝕まれ、一日をベッドの上で送る日々。それでも、今日も礼子夫人は、教授の隣で「あはは」と笑う。
ベッドの上で書き綴った教授渾身の自叙伝は、夫婦、家族、親友、そして教授を囲む美しい教え子たちとの、愛と絆の物語である。
著者紹介
1933年、東京生まれ。学習院大学名誉教授。フランス文学専攻。学習院大学文学部卒。東京大学大学院修士課程を修了後、パリ大学に留学。帰国後、明治大学助教授、教授を経て、73年より学習院大学文学部教授。77年よりテレビ番組「クイズダービー」に出演。解答が外れても笑っていることから“ゆかい教授”のニックネームで親しまれる。また、ワイドショーでたびたび皇室についてのコメントを求められるなど、お茶の間の人気者となった。2009年、ALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断され、現在も闘病中。礼子夫人の献身的な看護のもと、積極的な執筆活動を続ける。著書に『篠沢フランス文学講議Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ』『ぶるぶるぶる ブルターニュ大好き』『篠沢教授の「大丈夫だぞ、日本人!」』『命尽くるとも――「古代の心」で難病ALSと闘う』など多数。
内容説明
突然襲ったALS(筋萎縮性側索硬化症)の病魔。古代の心で生き、そして最愛の妻がいる。フランス文学の泰斗「シノザワ教授」の半生記。
目次
第1章 出会い、そしてともに歩む人生のスタート(全学年コンパ;大きな目の副手 ほか)
第2章 「クイズダービー」の珍回答(正月番組にゲスト出演;勉強とクイズの違いをアッピール ほか)
第3章 フランス地方旅行ツアー(逆風の中のフランス・ツアー;第二回フランス・ツアー ほか)
第4章 病を得る(病の影;四国への旅 ほか)
著者等紹介
篠沢秀夫[シノザワヒデオ]
1933年、東京生まれ。学習院大学名誉教授。フランス文学専攻。学習院大学文学部卒。東京大学大学院修士課程を修了ののち、パリ大学に留学。帰国後、明治大学助教授、教授を経て、73年より学習院大学文学部教授。77年よりテレビ番組「クイズダービー」に出演。解答が外れても笑っていることから“ゆかい教授”のニックネームで親しまれる。また、ワイドショーでたびたび皇室についてのコメントを求められるなど、お茶の間の人気者となった。2009年、ALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断され、現在も闘病中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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