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内容説明
マーティンとハンク…。十年前、婚約者のレイを残し、陸軍の特殊任務に志願して、そのまま帰らぬ人となったマーティン。数日前、レイの前に不意に現れたヒッチハイカーのハンク。レイの手元にある写真のマーティンは、制服に身を包み、若く、はつらつとした、命がけで任務を果たしたヒーローだった。ハンクは、レイが経営する食堂の修理を買って出てくれた、彼女には願ってもない働き手だった。彼は無償で、近くのバンガローに住み込み、いろいろな雑用までこなしてくれる。ハンクの誠実な人柄を知るにつれ、レイは彼に好感を持つのだが、彼女にはどうしても、二人の出会いのときが忘れられない。ハンクは食堂の入口に立ち尽くし、レイをじっと見つめていた。レイもまた、茫然としながらも、彼から目を離せないでいた。それまで会ったこともないはずなのに、どこか懐かしさを感じていた。マーティンの死後、男性にあんな親しみを感じたことはなかったのに。ハンクとマーティン…。レイはいつしか、ハンクに今は亡き婚約者の面影を見るようになっていた。
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