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内容説明
ディドルは古い戦闘機をおもに扱う販売・修理会社を経営している。最高の技術を駆使して生き返らせた「アルバトロス号」が南米のサンティアゴに住む大富豪フランシス・マッキンタイアに売れ、納品に行くところだ。今まさにアルバトロス号を買手の私設滑走路に着陸させようとしていたディドルは、強引に離陸しようと滑走路を暴走してくる機と衝突しそうになった。とっさの判断で奇跡的に不時着に成功したが、気がついてみると、彼女は銃を持った男たちに取り囲まれていた。あたりは緊迫した雰囲気に包まれている。そのとき下意にひとりの男が現れてその場をおさめた。堂々として、独特のオーラを発散する男―これがフランシス…。男たちのやりとりを聞いているうち、強烈な日差に照りつけられて失神しそうになったディドルは彼に抱き上げられるのがわかった。すべてを彼に託すのよ―不思議な幸福感に満たされ彼女は目を閉じた。