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内容説明
“夫を求む。経営手腕のある方。心優しい方であれば、なお可”リーが、募集広告を出して便宜上の夫を手に入れる決意をしたのは父の遺した牧場を倒産の危機から救うためだった。銀行の融資を受けるには、経営手腕のある夫さえいれば問題ないのだが、あいにく彼女には結婚したい相手がいなかった―愛を捧げた男性に弄ばれたと知ったとき、二度と恋などしないと誓ったから。応募者との面接も、とうとうあと一人を残すだけとなった。けれど、リーの眼鏡にかなう人物はまだいない。最後の応募者は、H・P・スミス。この人が、私の窮地を救う白馬の騎士になってくれるのだろうか?だが、その人物が現れた瞬間、リーは凍りついた。それは八年前彼女を傷つけた張本人、ハンター・プライドだったのだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
28
圧倒的に不利な状況でも自分を信用して欲しい、とヒーローが言う。施設育ちで他人がした悪事を自分のせいにされ続けた経験から、地位も財産も手に入れた彼が切望したもの、それがヒロインからの絶対的な信頼。家族の為にヒーローとの駆け落ちを諦めたヒロインも何故彼が舞い戻って来たのか真意を測りかねてます。説明もなしに信頼しろと言われても難しいですが、行動や発言、人柄、相手への愛情をかけて委ねるしかないということでしょうか。えっどういう意味?と同じ箇所を何度も読み返してしまったわ。結論はシンプルだけどややこしい〜。2018/03/20
める
2
ミステリアスで敵味方の区別がつかないヒーローに、ヒロイン共々翻弄されました笑)2014/12/28