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内容説明
男ってものは。裁判所の廊下で、ヒラリーは憤慨していた。妹のテリーが、不倫の恋をして離婚調停に巻き込まれたのだ。男はいつもトラブルのもとだ。ヒラリーは気をまぎらすために、廊下で談笑する人々に目を移した。中にひとり、いかにも女性の敵という感じの男がいる。高価そうなスーツ、官能的な目。笑うと浮かぶえくぼが不つり合いだ。なぜか彼が気にかかる―そんな思いに呼び寄せられたように、男が声をかけてきた。「こんにちは、ミス・フェアファクス」どうして私の名前を。すると彼は、ヒラリーの従妹マリーンの義兄だと名乗った。夫を亡くした義妹の力になってほしいと言うのだが…。