ハーレクイン・イマージュ アダムの法則

ジェイムソン，クローディア【作】〈Ｊａｍｅｓｏｎ，Ｃｌａｕｄｉａ〉/江口 美子【訳】

ハーパーコリンズ・ジャパン（1988/08発売）

• サイズ 新書判／ページ数 156p／高さ 17X11cm
• 商品コード 9784833534475
• NDC分類 933
• Cコード C5297

内容説明

ガーンジー空港に降り立ったケイト・サムナーは、出迎えの人たちの目を避けながら大叔母の姿を捜した。こんなところで待たせるなんてドリーおばさんは思いやりがないわ。目立たないようにわざとごわごわした茶色のコートを着てきたのに、すらっとした長身と生まれつきの優雅な身のこなしは隠しきれない。モデルとしてあらゆる雑誌の表紙を飾った顔は、右分けにしたシルクのような黒髪で左半分が隠されている。２カ月前の交通事故で大切な顔に致命的な傷を受けたケイトに、ドリーはガーンジー島に来て養生するよう勧めた。大叔母は有名な彫刻家を義理の息子に持つエネルギッシュな女性だ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[akiyuki_1717]

ずいぶん前に出版された本です。ストーリーは嫌いではないのですが、いかんせん、ヒーローがねぇ…ヒロインのためを思ってのキツイ発言はいいとしても、１０歳以上年上なのに、血は繋がらなくても、親戚にあたるヒロインに対して、気分が乗ればお触り程度の関係は持つけれど、真剣にはならないなんて、そんなことがよく言えるものだと呆れた。後で、自分に納得させる言葉だったと言い訳しても、大人としても、変人が多いという芸術家だとしても、許されないでしょう。ヒロインに対する気持ちがどこで気が変わったのかも全く理解できなかった。

2014/06/12