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内容説明
いったい私はどうしたのかしら?初対面の男性に、こんな妄想を抱くなんて!“君はしょっちゅう僕に触れてくる。すぐにかっと熱くなる。まるで脅迫だ。君を満足させられる男なんていやしないよ”二年前、結婚するはずだった相手にそう言われたことで、レイチェルは心の傷を抱えていた。あれ以来、性的な感覚も空想もいっさい退け、男性を遠ざけてきた。ところが、大学の研究プロジェクトとして、三人の男性と面談することを命じられたのだ。よりによって、独身男性の性意識についての調査だなんて…。そのうちの一人、ゼイン・ファレルは複数の大会社を経営する実業家で、彼の素顔は謎に包まれている。そして実際に会ったゼインは、さらに謎めいていた。三十代、百八十センチを優に超える、がっしりした長身の体。温かく自信に満ちた笑顔に、指をからめたくなるような癖のある黒髪。ありとあらゆる妄想が頭に浮かび、レイチェルは顔を赤らめた。すると、魅惑的な声がすぐそばで聞こえた。「それで、僕の性生活のなにが知りたいんです?」。