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内容説明
航空会社を経営し、全米でも有数の資産家であるザック・ゴードンは七年間にわたって、失踪した最愛の妻バーバラの行方を追っていた。バーバラは、ザックと新婚旅行ともいえる旅の途中、彼に不当な恨みを抱く義兄のウィルソンに誘拐された。二週間たって救出されたものの、その一カ月後、彼女は去った。短い置き手紙を残して…。ところが、なぜか今になって、バーバラの居所が判明したのだ。調査報告書に添えられた彼女の写真を見て、ザックは愕然とした。結婚したころのバーバラは、少女のようなあどけない魅力にあふれ、知的で、はつらつとした女性だった。いったい何があったんだ?しかも、彼女は父親のわからない六歳になる娘を連れていた…。それでも、バーバラに対する気持ちは、まったく以前と変わらなかった。愛してる。ずっと愛していた。君が僕から隠れていた間も、ずっと。ウィルソンがふたたび現れようと、今度こそ君を守ってみせる。いつか必ず、君の心を取り戻してみせる。ザックは固く心に誓った。