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内容説明
「ぼくのフィアンセになってくれないか」多忙なビジネスマン専門に家事代行サービス業を営んでいるレイシーは、顧客の一人であるマイケルから突然そう言われ、唖然とした。ブロンドに青い瞳、たくましい体。証券会社の社長である彼は女性にとってまさに理想の男性だ。でもなぜ?彼には彼にふさわしい相手がごまんといるでしょうに。「ぼくを育ててくれた伯母に、婚約したと言ってしまったんだ…きみと」肺炎を患った伯母を少しでも元気づけようと、思わず言ってしまった言葉を回復した伯母は覚えていて、その女性に会いたいと言ってきたのだという。「料金はいつもの倍出す。フィアンセの役も一時的なものだ。だから頼む」彼の伯母への思いの深さに心打たれ、レイシーはその役を引き受けた。そしてたとえ偽りでも、彼のような素敵な男性のフィアンセになれることを彼女は心のどこかで喜んでいた。