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内容説明
急死した親友ダイアンの息子ミッキーを抱きしめながら、ブリジットは胸を痛めていた。この子はこれからいろいろな困難に耐えていかなくてはならないんだわ…。ミッキーは唐突にからだを離すとぼそっと言った。「テレビゲームを一時停止にしてあるんだ。もう行かなきゃ」ほとんど涙声になっている。ほうってはおけない。あとを追おうとしたとき、ブリジットは肩をつかまれた。邪魔するのは、あの男。十一年前ダイアンと離婚したブレインだ。彼は生まれてから一度も一緒に暮らしたことのない息子のことがわかるのかしら。トップモデル相手の有名な写真家である彼がどんなに魅力的でも、ブリジットは容赦する気はなかった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りりか
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急死した親友の息子を心配しながらも、息子の父親であるヒーローを不実な男だと信じ込んで嫌っているヒロイン。ヒーローもいきなり父親役を振られて戸惑っていて…という出だしは面白そうだったんだけど、女と遊びまわっていたはず、と決めつけられていて、そんなことはない!と憤慨しながらもいきなりヒロインに近づいていくヒーローの行動に、もう少し迷いが欲しかったかなあ…2013/11/10
こえん
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別れた妻が事故でなくなり、10才の息子の生活のすべてが自分にかかってくることになったヒーローと、亡くなった親友の息子が心配な音楽教師のヒロイン。ヒロインが親友の語った元夫像を信じ込んでいるので出だしはよくないふたりだけど、大きな事件もおこらないまま地味に距離を縮めていくのがなかなかだった。ただ、ヒーロー元妻は彼女の父親からも性格に難があるように言われる描写があったのに、ヒロインは親友だったんだよね、すごく信頼してたみたいだし…なんだか釈然としないわぁ。本当にいい母親でいい友人だったのかしら~?2010/03/20