内容説明
本書は、従来の水の本では読むことのできない水と健康の関わり合いを中心とする内容から構成している。第一章では、水は世界をめぐる、海は生命の母、海水に溶けている成分、極地まで汚染は拡がるなど、海と生命の関わり合いについてふれている。第二章では、生活に用いる水やレクリエーションのための水で生活のなかで関わる水についてふれている。また、食品の中の水では、水が食糧生産を支えるためにいかに食品の中に水が含まれているかを知るとともに、食糧生産に膨大な量の水が必要であるかを述べる。第三章では、からだの中の水、水はからだの中をかけめぐる、からだの中の水がなくなるとどうなるか、からだの中に水がたまるとどうなるかなど、からだの中の水の不思議を述べている。第四章では、安全な水、おいしい水や機能水について健康を育む水という観点からまとめている。
目次
第1章 自然界の水(水は世界をめぐる;海は生命の母 ほか)
第2章 生活の中の水(生活に用いる水;レクリエーションのための水 ほか)
第3章 からだを育む水(からだの中の水;水はからだの中をかけめぐる ほか)
第4章 健康を育む水(安全な水;おいしい水 ほか)
著者等紹介
中室克彦[ナカムロカツヒコ]
摂南大学薬学部教授。薬学博士。1969年岐阜薬科大学大学院修士課程修了。同年厚生省国立衛生試験所環境衛生化学部勤務。1983年タイ国Office of National Environment Boardに技術指導。1984年より摂南大学薬学部助教授、1994年より現職。研究分野は衛生薬学、環境化学物質の毒性評価、微量必須元素の生理作用と毒性発現機構
上野仁[ウエノヒトシ]
摂南大学薬学部助教授。薬学博士。1982年静岡薬科大学大学院製薬学専攻科修了。同年吉富製薬株式会社入社、中央研究所勤務。1985年より摂南大学薬学部に勤務。1993年米国バンダービルト大学医学部分子毒性学センターに研究留学。2001年より現職。研究分野は衛生薬学、水域環境化学物質の毒性評価、微量必須元素と免疫応答
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