文春文庫<br> 古事記神話入門

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文春文庫
古事記神話入門

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  • サイズ 文庫判/ページ数 247p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167913915
  • NDC分類 164.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

ベストセラー『口語訳古事記』の著者が、さらにわかりやすく解説した古事記入門書の決定版。この一冊で古事記神話のすべてがわかる。

内容説明

イザナキ、イザナミの国生みから、高天の原を混乱に陥れたアマテラスとスサノヲの諍い、国譲りをするオホクニヌシ、初代天皇イハレビコの誕生まで。日本人なら一度は読んでおきたい日本の始まりの物語が「あらすじ」と「解説」でわかりやすく、より深く理解できる。ベストセラー『口語訳 古事記』の著者による決定版入門書。

目次

其の1 イザナキとイザナミ
其の2 アマテラスとスサノヲ
其の3 出雲に降りたスサノヲ
其の4 オホナムヂの冒険
其の5 ヤチホコの求婚と国作り
其の6 制圧されるオホクニヌシ
其の7 地上に降りた天つ神
其の8 東へ向かうイハレビコ
古事記のゆくえ―あとがきにかえて

著者等紹介

三浦佑之[ミウラスケユキ]
1946年、三重県生まれ。古代文学・伝承文学研究者。千葉大学名誉教授。『村落伝承論』で第5回上代文学会賞受賞(88年)、『口語訳 古事記“完全版”』で第1回角川財団学芸賞受賞(2003年)。『古事記を読みなおす』で第1回古代歴史文化みやざき賞受賞(13年)。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おせきはん

25
古事記に書かれた主な神話がわかりやすく解説されています。それぞれの神々を覚えるにはまだまだ至らないながら、以前、別の解説書を読んだときよりも、神々の愛と嫉妬の物語をかなり理解し、楽しむことができました。2021/12/14

かふ

24
8つのメインストーリー(出雲神話が重なっているからメインと言えるかどうか?)のあらすじと解説。神話だけだと読んで終わりになってしまうが解説を付けたことによって理屈で考えることが出来た。ただのファンタジーとして読めばいいのだけれどもその神話の古代史の裏付けみたいなものは想像力が惹かれていいく。古事記は北方系の王権神話(垂直的な天と地と地下の世界)と南方系の水平神話(根の国やワタツミのような水平線彼方の世界との繋がり)からなり、制圧神話の日本書紀に対して制圧された側の神話(敗者の神話)も伝えているのが魅力だ。2020/05/23

あまね

22
お嬢さんの三浦しおんさんが三浦先生のことを「コジオタ(古事記オタク)」と仰っているのがよく分かる古事記入門書です。神様の名前をカタカナで表記されているのが新鮮でした。現代語訳の古事記は何冊か読んでいますが、『口語訳 古事記』も読んでみたくなりました。2020/02/16

to boy

21
古代日本史には全く疎いのでどんなものかと知りたくて購入。古事記(神代編)をやさしく読み解いてくれています。日本書紀との比較、海外の神話との類似性など初心者向けに丁寧に書かれていながら、著者の最新の研究結果も織り込まれていて良書かも。それにしても古代の神の名前が覚えられなくて難儀しました。神~神話時代の天皇~実在の天皇のつながりがなんとなく理解できた気がします。2020/01/04

あこ

18
しをんさんのお父さん本!ミーハーなきっかけで読み始めたけど、面白かった。考えてみればこういった神話って、いま現在読まれている様々な物語のご先祖様みたいな存在。よくある形式がこの時代から現れていて、元ネタ集と言えるかも。もっと知りたくて堪らなくなった。2019/12/04

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