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内容説明
「ジェニーじゃないの。婚約したんですって」幼なじみのロバートとキスしていたジェニーは、ふいに現実に引き戻された。お節介なだれかの祝福の声に、ロバートの瞳が曇る。ジェニーには選択の余地がなかった。継父の過去をネタに結婚を迫られたのだ。ロバートを忘れ、ほかの男性と結婚する覚悟を決めなければ…。ロバートは馬に乗って、丘の上から牧場の結婚式を眺めていた。あと数分で、ぼくの愛した女性が、ほかの男の妻になる。なのにぼくは、手をこまねいているしかないのだろうか。「この結婚に異義のあるものは申し出てください」ロバートの声が響いた。「ぼくはきみを愛している、ジェニー」どよめきが起こり、ジェニーの手からブーケが落ちた。