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内容説明
目覚めると、わたしは病院の一室にいた。そばにいる男性と年かさの女性が言い争っている。頭が痛い。これ以上聞いていたくない。「エロイーズ、気がついたのね」年配の女性が叫んだ。いいえ、わたしは…。どうしても自分の名前が浮かんでこない。身なりのいい年配の女性はわたしの母親で、腕に刺青のある油じみのついた服装の男性はわたしの夫のジョナだという。荒っぽい感じのジョナが自分の夫だというのはどうも信じがたい。だが記憶喪失になったとたん、夫への愛情まで忘れるだろうか。ジョナは毎日見舞いにきた。たしかにどこか影のある彼は魅力的。でも、なぜわたしたちは結婚したのだろう。わたしは、本当にエロイーズなのだろうか。失った記憶の糸をたぐろうと、わたしは手さぐりを始めた。
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