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内容説明
ドアベルが鳴った。アンジーはいつものように気軽にドアをあけ、またしても、やってきた義弟のソニーにしかられた。「不用心だよ。誰だか確かめもせずに…」この一年半、彼を見るたびに、殉職した最愛の夫が思いだされる。夫もまたNY市警刑事だったのだ。ソニーは閉じこもりがちなアンジーを心配して、勝手に結婚相談所への入会を決め、登録にいかせようとする。冗談じゃない。わたしが愛しているのは死んだあの人だけ。ソニーは心配しすぎよ。自分だってデートもしないくせに。しかし、強引な彼にはなにを言ってもむだ。それならば…。「もしあなたが登録するのなら、わたしもするわ」ソニーは考えた。登録して結婚相談所を調べるのもいいだろう。とにかく、クリスマスに彼女が相手もいないなんて、寂しすぎる。