- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > ノベルス
- > ハーレクインシリーズ
内容説明
テリー・バトラーは、裕福な老婦人ミセス・スチュワートに雇われ、ロンドンを離れて、北方のスコットランドにやってきた。入江のほとりの大邸宅に一人で暮らすミセス・スチュワートのコンパニオンとして、秘書兼運転手、話し相手を務めるためだ。本当は、テリーがここに来たのには、もう一つ理由があった。小説家になるという、少女時代からの夢をかなえるため。静かな村のたたずまい、荒々しい岩山、清らかな水…ここでなら、すばらしい小説が書けそうな気がする。だが、ミセス・スチュワートを訪ねてきた孫のブレンダンは、テリーがよこしまな目的を持って屋敷に入りこんだと思いこみ、あからさまに敵意と嫌悪をぶつけてきた。