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内容説明
エミリーは弁護士から義父の遺言を聞いて唖然とした。義父はエミリーがある制約に従うことを条件に甥に任せていたキプロスのホテルの権利を彼女に遺してくれたのだ。その制約とは、甥のニコラウス・コンスタンチンの指導のもと、一年間ホテル業を学ぶというものだった。会計士になるため勉強中の彼女にとって、一年間は長すぎる。それに、義父とエミリーの母親との結婚を快く思っていなかった親戚は、エミリーが遺産を受け取るのに反対するだろう。一度は遺産を放棄しようと決意したエミリーだったが、意外に若く、しかも傲慢な態度のニコラウスに会って考えを変えた。いいわ、見ていらっしゃい。私が立派に義父の遺志をついでみせるわ。