感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
227
PRで読了。一般ビジネスパーソン向けの統計の本と言ったら「統計学が最強の学問である」が思い出されるが、あれよりもかなり本格派で、様々な事例を用いながら統計的な分析手法を分かりやすく紹介してくれる一冊。とはいえ、やはり専門用語だらけで理数系の話なので、しっかり読まないとなかなか頭に入ってこない。個人的な結論として、統計分析の意義を理解する必要はあっても、具体的な分析はその道のプロに任せた方が効率的なのではないかと思った。2017/12/25
☆ゆう☆
64
統計学ブームが再来している。私自身ちょうど統計学を学術的に基礎から学び直していて、これをビジネスの現場で取り入れる場合の統計思考も同時に身につけたくて読んでみた。当然のようにクラスター分析をせよ、と言われる。でも本当に大事なことは、なぜ今ここではクラスター分析が有効なのかをきちんと説明できるかだと思う。クラスター分析が有効なときがあれば、カイ二乗検定のほうが有効なときもある。学術的な知識だけではビジネスの戦力としては弱い。発想力と見極める力がやはり重要。この本はそういう部分を補ってくれる。(iBooks)2015/02/20
あふもん
35
やっぱり数字に弱いとさすがにとっつけなかった。があらゆる視点を持つことと、ある程度のデータが出たらそれをどこでどう判断をどれくらいのスピードで決断するかはその人の力量なのだなということはわかりました。2017/11/21
Kentaro
29
まず統計を考えるときは平均を求めます。統計的なアプローチでは、調査対象となる個々の特徴は常に平均との違いで表現されます。一つひとつの特徴は「平均からの距離」という数値に置き換えられます。関係性による影響度を計ります。相関という言葉は本書では何度も登場しますが、ひと言でいうと「それぞれの項目間の関係の強さ」という意味です。数字の絶対値が1に近いほどお互いの項目が影響し合っている、つまり関係が強いことになります。 今度は似たもの同士のなかから、より似たものを見つけます。「クラスター分析」という手法を使います。2019/03/14
Kaz
27
ビジネスでは何事もデジタルに評価することが求められる。問題はどう評価するのか。評価の仕方によって、同じものの中にある違いや違うものの中にある同じものを見つけることができる。2018/06/09
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