目次
第1部 組織としてのファミリービジネス(マクダフ家の紹介;ファミリービジネスのアーキテクチャー;ファミリービジネスのガバナンス;ファミリービジネスと起業家精神;スチュワードシップとは)
第2部 ファミリービジネスを率いるためのリーダーシップ(リーダーとしての役割;スチュワード“受託責任者”としての仕事;アーキテクト“設計者”としての仕事;ガバナー“統治者”としての仕事;アントレプレナー“起業家”としての仕事;自覚し、学び続ける)
著者等紹介
クレイグ,ジャスティン・B.[クレイグ,ジャスティンB.] [Craig,Justin B.]
米国ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院の「ファミリー企業センター」の前センター長。同校ではファミリー・ビジネス担当教授。また、彼の出身校であるオーストラリアのボンド大学の起業家担当教授として活動しているかたわら、日本を含む数カ国のファミリービジネス・オーナーへの直接のアドバイスも行っている
ムーア,ケン[ムーア,ケン] [Moores,Ken]
ボンド大学(オーストラリア)ファミリービジネスセンター創設センター長。同大学名誉教授
東方雅美[トウホウマサミ]
翻訳者、ライター。慶應義塾大学法学部卒業。米バブソン大学経営大学院修士課程修了(MBA)。日経BPやグロービスなどでの勤務を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kanetaka M. Maki
1
ファミリービジネスの基礎について学ぶ本。2020/11/04
tetekoguma
0
ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院のファミリービジネスの講義録的な内容。ファミリービジネスの経営学的な課題を自らもファミリービジネスのオーナーであった著者が自身の事例を用いながら優しく語ります。ファミリービジネスにはスチュワードシップという“精神”が重要だというのが学びでした。創業家の財産や事業を、先代から受託されたものとして引き継ぎ、管理・発展させ、未来に引き継いでいく利他的な姿勢ということですが、これはファミリービジネス以外にも色々なところで重要ですね。学校の部活や私達の社会やコミュニティも・・・2023/03/08
モトキ
0
ビジネスを継ぐにあたり、伝統か変革かという二者択一ではなく、伝統も変革もという二者を追っていく考え方は非常に参考になった。何事においてもどちらが正しいかという二者択一に陥りやすいが、ケースバイケースによってどちらが正しいかを考えることが重要であると感じた。2019/07/29