内容説明
「周りに振り回されたくない。でも、仕事だから我慢は仕方ない」「自分の言いたいことをしっかり言いたい。でも、嫌われたくない」そんなあなたの不満や悩みに、自分を貫く天才外科医、ブラック・ジャックがメスを入れます。
目次
1章 振り回されない(「つながり」は割と「しがらみ」;「ドライに働く覚悟」を持つ ほか)
2章 常識に縛られない(仕事は「私事」と自覚する;全員賛成は小成功 賛否両論が大成功 ほか)
3章 妥協しない(「いつものやり方」に頼ると老ける;「量より質」はたいてい嘘 ほか)
4章 言葉で損をしない(ぶっちゃけずに正直に;揉めるなら最初に揉めろ ほか)
著者等紹介
手塚治虫[テズカオサム]
1928年に大阪府豊中市に生まれる。1946年に漫画家デビュー。以後、『鉄腕アトム』、『火の鳥』、『ブッダ』、『ブラック・ジャック』などヒット作を多数手がけ、「まんがの神様」とも評された。1989年、胃がんのため死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チック君
30
読了しました。書店でパラパラっとみたら面白そうだったので買ってみました。まさかブラックジャックで 働き方が学べるとは思っていませんでしたが、読んでみてとても興味深いことがあり、おもしろい一冊でした。 特に興味深かったのが『たった一言』にいちいち悩め の箇所です。相手の何気ない一言が、心に残ったり、傷つけたりと 言葉一つで人間関係は良くも悪くも大きく変わる事。働いていても、プライベートに於いても重要な事だと思いました。一言が相手のモチベーションを上げたり、時には人生を狂わせることもある。肝にめいじよう!2019/06/30
なるみ(旧Narumi)
28
ブラック・ジャックが好きなので読んでみました。率直に感想を述べると、ブラック・ジャックのエピソードがつぎはぎされていて、私には少しわかりにくい一冊でした。2019/09/13
橘 由芽
8
ブラック・ジャック先生は中々の名言を残しています。働き方にいかして、という趣旨の解説もなるほどと思うものが沢山ありました。例えば「焦りが焦りを呼ぶ前に目の前の事実だけを見つめて対応」とか。自分が不安にコントロールされそうなとき思い出したい言葉です。2023/04/30
アーク
7
ブラック・ジャックは封印されたエピソードを除いて全部読んだけれど、本書を読んで。ブラック・ジャックってブレない生き方をしているようでいて実は思い悩んだり、葛藤しているのがよく分かった。だからこそ、少年向け漫画を超えて読み継がれる名作になったんだろうな。そして本書は、そこから心に響く名シーンを取り出して、生き方のヒントを与えてくれた。よっぽど実力や権利のある人でない限り全てを実行していたら単なる変人になるけれど、こういう空気を読まない生き方って個人的には大事だと思う。2019/07/22
千代
6
ブラックジャックが好きなので手に取ってみたけど、なんか…思ってた内容と違った。見開きページの右側に、仕事や人間関係で悩んでいる人が抱えるような不満や悩み?へのなんちゃらが書かれてて、左側にそれに当てはめたような(逆?)漫画の中のコマ(場面)が置いてある。んだけど、なんかちょっと…って感じが拭えない。悩みに沿ったシーンを選出する作業は大変だと思うけど、素直に漫画の方を読み返す方がいいなと思った。 2019/06/20