内容説明
「死に神…」平八郎は思わず素っ頓狂な声を上げた。死に神に取り憑かれた日本橋の茶問屋の若旦那を守って欲しいという依頼だ。死に神などいるはずもなく、いるのは人殺し、と断じた平八郎だったが、その日から若旦那は犬に追いかけられ川に落ちるは、賭場で刃傷沙汰に巻き込まれるはと災難に遭い続ける。若旦那を狙うものとは何なのか?人情時代第七弾。書下ろし時代小説。
著者等紹介
藤井邦夫[フジイクニオ]
1946年北海道旭川生まれ。テレビドラマ「特捜最前線」で脚本家デビュー。以降、刑事ドラマ、時代劇を中心に四百本以上の作品を手がける。時代小説家としても、人気シリーズを快調に執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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真理そら
20
『死に神』の正体が一人だけではないことで話が深刻にならないのがいい。おいしい鰻を食べたくなるシリーズだ。2018/12/29
ベルるるる
15
岡っ引きの伊佐吉とか子分の長次とか、いつも平八郎を助けてばかりだけど、他の探索とかはいいのかな~。2016/06/13
oguogumc
1
破れ傘の前に読んじゃった。まあいいか。2019/03/23
goodchoice
1
いつも通りの展開の話ばかりだが、それが安定していて読みやすい。2014/05/28
M2
1
良くも悪くもいつものこのシリーズ。若旦那にもう少し可愛げがあったらなぁ…。それにしても事件となれば毎回鰻が食べられるって羨ましいよね(笑)2011/06/07