内容説明
日進月歩の現代サッカーはフォーメーションを自在に動かす新たな時代へ突入した。その最先端を突っ走るのが名将ペップ・グラウディオラが提示する「ロンド(五の目)」システムだ。2‐3‐2‐3という布陣からいかに「五の目」を出すかが問われ始めた―。
目次
第1章 三者三様(サッカーはジャンケン;守るサッカー ほか)
第2章 標準と例外(世界標準は何か;コピーする日本代表 ほか)
第3章 新常識(フォーメーション;5×5システム ほか)
第4章 多様性(強者の臨機応変;王国ブラジルの多様性 ほか)
第5章 日本論(日本に問われる「個の強化」;代表監督の適材 ほか)
著者等紹介
北條聡[ホウジョウサトシ]
1968年生まれ、早大卒。1993年に(株)ベースボール・マガジン社に入社し、ワールドサッカーマガジン編集長、週刊サッカーマガジン編集長を歴任。現在はフリーランスとして、サッカーライター、サッカー解説者として活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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加賀ますず
4
現代サッカーの戦術辞典。現代サッカーで人気の戦術やその理念を分かりやすく噛み砕いた言葉で解説。そこに日本代表の抱える課題や、これからの監督選びについて著者の忌憚ない意見が述べられている。世界の様々な戦術が紹介されている点は素晴らしかったが、分かりやすくしようと比喩表現や隠喩表現を多用し過ぎて逆に分かりづらくなっている。加えてその比喩が大して的を射てもいないので、余計にピンとこない。サッカー戦術好きは一読しても損は無いかもしれない。2019/11/11
anaggma
2
ワールドカップ観戦のため。 可変システムの説明がとても分かりやすい。2018/06/30
湘南☆浪漫【Rain Maker】
1
四角の四隅と中央に1個ずつ点がある五の目へのこだわり。 その中で、トライアングルをいかにして作るか。2023/03/01
ホリエンテス
0
タイトルにある5レーンの説明はほぼ一部。 後は監督の思考回路や各国のサッカー変遷が書かれているだけ。まあ一部でも5レーンの考えに触れられたから面白かったが。2021/07/12
かなぱ
0
サッカーを活字で説明するのは難しいだろうから普通サッカー本は分かりやすいように事細かく丁寧に書いてあるが、この本は逆にシンプルに色々な例えであっさり表現してて今までのサッカー本には無い新鮮さを感じた。その象徴がタイトルの「5」なのだろう。じゃんけんと5の話しは再読しても良いなと思う。2018/11/04