内容説明
福田内閣の誕生は、そもそも安倍前首相の政権投げ出しにあった。福田首相は政権運営に行き詰まり、これまた政権を無責任に投げ出した。自公連立政権は、二つの政権がなぜ行き詰まったのかを総括することなく、時代錯誤の馬鹿馬鹿しい総裁選を演出して麻生太郎首相を選出した。その麻生首相の手で解散・総選挙が行われるが、自民党政権が終焉するか否かとマスコミは騒いでいる。私に言わせれば「自民党政権などとうの昔に終焉している」のだ。いま、私たちの目の前にある政権は、“自公連立政権”なのである。自民党が長年にわたり政権党であったのは、良くも悪くも自民党であったからだ。創価学会党化した自民党は、もうかつての自民党ではないのだ。政権交代を望む者は、公明党・創価学会との戦いを避けることなどできないのである。
目次
はじめに いま、なぜ自公問題なのか
序章 自民党政治は終焉するのか
1章 公明党、創価学会との10年戦争―何を戦ってきたのか
2章 諸悪の根源としての公明党
3章 創価学会党化した自民党
4章 自公“合体”政権批判
5章 政教分離問題原論
著者等紹介
白川勝彦[シラカワカツヒコ]
1945年新潟県十日町生まれ。1968年東京大学法学部卒。1971年司法修習を終え、弁護士に。1975年30歳で衆議院選挙に立候補を決意、郷里の新潟4区(当時、現在の新潟6区)で政治活動を始め、1979年34歳で初当選(以後、当選6回)。国土政務次官、郵政政務次官、商工委員長などを務めた後、1996年11月自治大臣・国家公安委員長に就任。自民党では、総務局長・団体総局長・新潟県連会長などを務める。2001年2月自民党を離党。公明党の政権参加を批判する新党・自由と希望を設立。現在、弁護士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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