内容説明
ペリー提督は、幕末日本に早くも「ライバル工業国」を予見した。印象派の天才ゴッホは、日本人に生まれ変わることを夢見つづけた。ザビエルは「私が遭遇した国民の中で最も傑出している」と驚嘆した。ポール・クローデルは「彼らは貧乏だ、しかし高貴だ」と称えた。etc…これぞジャパン・クールの原点。読んで楽しく、どこから読んでも感動が次々と胸に溢れてくる、まったく新しい日本近代史テキストブック。
目次
第1章 世界を驚かせた礼儀正しさと親切さ、治安のよさ
第2章 世界を驚かせた聡明さと知的創造力の旺盛さ
第3章 世界を驚かせた勤勉さと職人ワザの驚異
第4章 世界を驚かせた芸術民族ぶりとユニークな宗教観
第5章 世界を驚かせた天然自然の美しさ
第6章 世界を驚かせた女性の優美さと世界一幸せな子どもたち
第7章 世界を驚かせた優雅で愉しみに満ちた和流スローライフ
第8章 世界を驚かせた永遠に忘れ得ぬ日本人
著者等紹介
村岡正明[ムラオカマサアキ]
筑波大学・上智大学講師(比較文化史・日欧文化交流史専攻)。1948年、宮崎県延岡市生まれ。早稲田大学大学院仏文学専攻修士課程修了。日本仏学史学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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イカ男
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今の日本の状況を知るときに、「日本が子供達の天国だということ」や「日本の子供は十歳でも、口上を伝える判断と思慮において、五十歳にも見られる」などの記述に、それ、どこの国?って感じです。P133に日本をこよなく愛したバジル・チェンバレン氏が日本の平等精神について「金持ちは高ぶらず、貧乏人は卑下しない。実に、貧乏人は存在するが、貧困なるものは存在しない。ヨーロッパが日本からその教訓を新しく学ぶのはいつの日であろうか。(中略)しかし、日本が私たちを改宗させるのではなくて、私たちが日本を邪道に陥れることになりそう2012/07/02
アエシュルト
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褒められると嬉しい。が、今の自分を、日本を見てちょっと悲しくなった。
mmiyoshi
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今となっては...2008/11/07