内容説明
「柔よく剛を制す」(三略)ほか名軍師・太公望の秘伝。戦国時代から現代まで読み継がれたリーダー必読の書。
目次
『六韜』(文韜の巻;武韜の巻;竜韜の巻;虎韜の巻;豹韜の巻;犬韜の巻)
『三略』(上略;中略;下略)
著者等紹介
守屋洋[モリヤヒロシ]
著述業(中国文学者)。昭和7年、宮城県生まれ。東京都立大学中国文学科修士課程修了
守屋淳[モリヤアツシ]
著述業。昭和40年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takehiro
11
兵法書と言われていますが、政治やリーダーの話もありました。三略から抜粋「善だと知りながら実行しようとせず、悪だと知りながらやめようとしない。賢者がいても登用せず、不肖者ばかり任用している。こんなことをしていたのでは国まで滅ぼしてしまう」これ今の日本じゃないですか・・。2023/08/16
tsuneki526
7
漢代に成立したとしても、2千年近く昔の古典である。にもかかわらず人の本質は今と何も変わらない。だからこそ今に通じる書なのだとわかる。戦前の高等教育を受けたひとはいずれも中国の古典に通じていたのだけれど、いつの間にかそのような人は消滅したようである。熟語が読めなくても政治家になれる時代である。教養など意味をなさなくなっているのかもしれないが、同じ儒教文化圏の高官や政治家はそうではない。そのことに危惧を覚える。2024/02/05
フク
6
kindle ★★★☆☆ 六韜も三略も初読み。 まずは六韜 事例が具体的なので転用するにはひと工夫入れる必要がありそうだ。武王曰 、善哉 * 続いて三略 これ軍讖の解説では? * 夜襲の備えに戦車は不可解。同士討ちしそうなんですが。2019/03/09
hiyu
5
平易な文章で示されていることもあり非常に分かりやすい。同時に組織論、上司論としてみても興味深い。2022/11/09
flat
5
三略は統治に関しても書いてあり、戦いの後のことまで考えているのは幾多の戦争を繰り返して来た歴史からなんだろうと思う。実際に統治を行った際に民衆のパフォーマンスを引き出せなければ結局、他国の侵略を受けて滅びる事になるのだから。戦争が技術などを発展させる所以が何となく分かった気がする。2019/04/03
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