目次
働き方の未来は今日始まる
働き方の未来を予測する
第1部 なにが働き方の未来を変えるのか?
第2部 「漫然と迎える未来」の暗い現実
第3部 「主題的に築く未来」の明るい日々
第4部 働き方を“シフト”する
未来のために知っておくべきこと
著者等紹介
グラットン,リンダ[グラットン,リンダ][Gratton,Lynda]
ロンドンビジネススクール教授。経営組織論の世界的権威で、英タイムズ紙の選ぶ「世界のトップビジネス思想家15人」のひとり。英ファイナンシャルタイムズ紙では「今後10年で未来に最もインパクトを与えるビジネス理論家」と称され、英エコノミスト誌の「仕事の未来を予測する識者トップ200人」にも名を連ねる。組織におけるイノベーションを促進するホットスポットムーブメントの創始者。現在、シンガポール政府のヒューマンキャピタルアドバイザリーボードメンバー
池村千秋[イケムラチアキ]
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
396
ついに読み終えた。今までの生き方とされてきたモデルが長寿化して行く社会でどんどん変わって行く事を実感した。今後は変化に即応出来る人が生きやすくなって行くんだろうなと思った。人生100年生きると考えれば、定年まで一つの会社で働くなんて生き方も減るなぁと思った。しかしこの手の本は長くて同じような話を視点を変えて見ているだけのように感じ、読破に一苦労した。2017/06/25
mura_ユル活動
140
図書館で予約するも、予約待ちが多く待ちきれず、買ってしまいました。単行本を定価で買うのは久しぶり。十分堪能しました。本書はちきりんさんの本で知った。『未来を予測し、働き方を変えていこう。』が主題。『仕事の世界の古い約束事が崩れ始めている。』これからの世の中を『未来を形づくる5つの要因』から紐解き、働き方を3段階で<シフト>する。2025年のバーチャルな生活もケースで紹介、わかりやすい。忙しい人は第1部第1章と第4部だけを読んでも良い。巻末に子供や経営者、政治家への手紙が掲載。読んでソンは無い良書。2013/11/07
breguet4194q
129
2012年に日本で刊行され、2025年の未来の働き方を予想している本書。およそ予想通りになっているから怖い。一流の研究者の慧眼は凄いですね。刊行当時に読んでおけば、私自身の仕事に対するモチベーションも変わっていたかもしれないと思いました。「漫然とむかえる未来」ではなく「主体的に築く未来」をどう構築するか、自分次第です。2022/04/18
Miyoshi Hirotaka
126
所得と消費を中核とする生き方を踏襲するなら淘汰される。回避するには、高いレベルの専門技能を身に着け、他の多くの高度な技能を結び付ける技術が必須。そのためには、生涯の間に仕事と能力開発のバランスをとるべき。一方、バーチャルで仕事をする機会が増える程、リアルで濃密な友情を築くことが重要。どういう仕事をするか、どのように働くか、どこで誰と仕事をするかという選択肢は増えるが、選ぶことによるデメリットを甘受するのも自分自身。欲求の次元を上げ、自分自身と家族、社会のために公共的な選択を行う視野の広い議論をすべきだ。2016/08/05
ひろき@巨人の肩
71
「働き方」という切り口を用いることで未来をより主観的に、具体的に考えられるという発想は非常に面白かった。情報技術インフラの発展があくまで現在の延長線上で進む前提であり、未来社会が克服すべき課題も環境・エネルギー関連にフォーカスされた設定となっていたことが個人的に腹落ちしなかったので、著者が示す未来の働き方に完全に納得出来たわけではないが、未来を考える上で必要となる前提条件を学べたことが良かった。過去の流れから「マス・イノベーション」が今後の主流になるという点は納得。2016/01/31