出版社内容情報
このワクワク感を伝えたい! 金子みすゞ、樋口一葉、夏目漱石…「文学の水先案内人」を自認する著者が軽妙な語り口で綴る作家たちの肖像。
はじめに
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鯨墓
内容説明
このワクワク感を伝えたい!金子みすゞ、樋口一葉、夏目漱石…「文学の水先案内人」を自認する著者が軽妙な語り口で綴る作家たちの肖像。
目次
1(鯨墓―金子みすゞ;浩三の街角―竹内/浩三;記念館で泣く―室生犀星 ほか)
2(プロの女流文学者―樋口一葉;『源氏物語』「明石の巻」に見るその横顔―与謝野晶子;女が女の肩を持たないでどうする―長谷川時雨 ほか)
3(良寛さんのうた―良寛;運慶が護国寺の山門で―夏目漱石;漱石俳句を無手勝流で諭ず―夏目漱石 ほか)
著者等紹介
河原徳子[カワハラトクコ]
徳島市生まれ。「朗読文学サークルパティオ」(4部門)主宰(パティオ朗読読書会/『源氏物語』を原文で読む/文章教室「円虹」/よっかいち朗読文学の会)。現在、三重県生涯学習センター、その他さまざまな市町村で、文学講座講師を務める。三重県総合文化センターにて、2008年より「源氏物語を原文で読む」講座をスタート。以後、『平家物語』『枕草子』『徒然草』その他の古典文学作品を講義する。鈴鹿市文芸賞選考委員・鈴鹿市文化振興ビジョン策定委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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那由多
5
朗読文学サークルの主宰者であり、俳人でもある著者による文学紹介といった感じで、昨今の文豪推しとは立ち位置が違う。文学を紐解く上での見解の一つとして、自分とは違った見方を知れた。竹内浩三、長谷川時雨、田村泰次郎などあまり見かけない文人を取り上げているのも興味深い。茨木のり子を知らなかったが、この人の詩はガツンときた。「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」厳しさが心地よい。2017/09/08
かー
2
紹介のために切り出す文章の選択がうまい。ただ自分を「啓蒙者」と称したかと思ったら過剰な謙遜をするのがいささか鼻についたし、頻繁に挿入される瀬戸内寂聴への賛美がうるさかった。それ以外は良かったんだけどね。2014/06/22
senyora
0
こんど参加する講座の講師の方の本。う~~~ん!微妙・・・2016/05/07