内容説明
「書いてはならぬことを書きました…お読み終わりましたら御焼却くださいませ。」16歳で憧れだった予科練へ入隊。そこで目の当たりにしたのは、苛酷な軍隊生活と悲惨な職場での運命であった。父母へ、そして妹たちへ…愛惜を込めて書き送った70通の手紙。
目次
はじめに―いとしいわが子の形見
第1章 予科練入隊(昭和十三年)
第2章 母上様…(昭和十四年)
第3章 妹よ(昭和十五年)
第4章 単独飛行(昭和十六年)
第5章 若き航空兵(昭和十七年)
第6章 激戦の地へ(昭和十八年)
第7章 最後の手紙(昭和十九年)
松本勝正の所属航空隊と期間
「おおっ、勝正もどったんか…」(松本順子)
おわりに―家族への深い愛情の証(武田信行)
著者等紹介
武田信行[タケダノブユキ]
昭和14年、兵庫県西宮市に生まれる。島根県立松江高等学校、同志社大学文学部英文学科を経て、兵庫県立高校教諭を平成14年まで勤める。兵庫県三木市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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