内容説明
映画と野球が日々を支えてくれた―。懐かしの映画館と街の風景、映画ロケ現場や宣伝マンたちの情熱。数々のドラマを生んだ名古屋の野球場、野球映画の隆盛、アメリカのプロチームの来日、野球少女たちの夢…。1946年創刊の夕刊大衆紙「名古屋タイムズ」が捉えた熱気あふれる時代の息づかい。貴重写真が満載!
目次
第1部 映画編(映画のある風景;名古屋の映画館;名古屋と映画ロケ;工夫を凝らした映画PR;毎年開催された映画展―昭和28年の映画博/昭和31年の映画百科展/昭和32年の映画展)
第2部 野球編(名古屋の野球場;野球と映画;映画人と野球;シールズがやって来た;白球を追った乙女たち;ファンと勝ち取った栄冠)
著者等紹介
長坂英生[ナガサカヒデオ]
1958年、愛知県岡崎市生まれ。信州大学卒業後、1980年に名古屋タイムズに入社し社会部記者に。2008年、名タイ休刊後、フリー記者・編集者、名古屋タイムズアーカイブス委員会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaz
1
昔の映画館と野球場。当時の世相がわかって面白いが、名古屋のことを知らないと、もうひとつピンと来ない。図書館の内容紹介は『映画と野球が日々を支えてくれた-。懐かしの映画館と街の風景、数々のドラマを生んだ名古屋の野球場…。1946年創刊の夕刊大衆紙「名古屋タイムズ」が捉えた貴重写真が満載。熱気あふれる時代の息づかいを伝える』。 2022/05/13
koikekazuo
0
名古屋在住なので知りたいことがどんぴしゃりで載っている。昔の町の喫茶店程度の規模の映画館の写真もうれしいし、最近、日活の公式youtubeで見た赤木圭一郎の「明日なき男」の岐阜ロケ風景も紹介されている。さらにわたしは名古屋の劇団スーパー一座の岩田信一氏の少年時代の観劇環境にも興味があるが、大須のおうちの迂愚裏に東洋劇場という映画館があり、これが昭和二七から三〇年までは新歌舞伎座という芝居小屋だったとか。初めて分かった。2025/08/11