内容説明
大地と川がかかわりあう環境の中で人びとはいかにして都市を築いたか。都市が成立し発展するには川との結びつきが欠かせない。その根底には川の流れがあり、網の目のような水脈で人の営みを支えた。歴史的/地理的に「都市と川」は切り離すことができない関係にある。
目次
第1章 都市の地理学研究と近世初期に生まれた都市と川
第2章 平地と山地の境界に生まれた都市の歴史的発展
第3章 山間盆地に形成された旧城下町の歴史的発展
第4章 盆地の中の扇状地に形成された都市の歴史的発展
第5章 大きな扇状地の上に形成された都市の歴史的発展
第6章 複合扇状地の上に形成された都市の歴史的発展
第7章 川と川の合流点に生まれた都市の歴史的発展
第8章 河岸段丘の上に形成された都市の歴史的発展
第9章 河口部・三角州に形成された都市の歴史的発展
第10章 水郷・舟運・筏流しなど川と関わる人と都市
著者等紹介
林上[ハヤシノボル]
1947年岐阜県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科史学地理学専攻、博士課程修了、文学博士(名古屋大学)。名古屋大学名誉教授、中部大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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