内容説明
劇作家・寺山修司、天才歌手・美空ひばり、日本のシューレスジョー・池永正明、陶芸家・江崎一生、床屋画家・渡辺賢治、打楽器奏者・加藤訓子、反逆の王者モハメド・アリ、マイク・タイソン、天才エンジニア・川合健二、伝説のインド学者・松山俊太郎…独立独歩の人々を真摯かつユーモアたっぷりに描く。せせこましい社会を痛撃するエッセイ集。私の20世紀畸人伝。
目次
逃げ馬テラヤマシュージ―寺山修司と競馬
バットを持ったチカラビト―中西太と寺山修司
酔っ払った馬の話―スシ屋のマサは生きていた!
笛に浮かれて―極私的美空ひばり論
青の陰影―池永正明に会いにいく
壺中風紋録抄―秋草文壺をめぐって
耳を澄ます、身体を啓く―加藤訓子を追いかける
天空の滸にて―バルビエーレはマエストロ
金曜日の戦い―モハメド・アリと黒人の意識
怪物の誕生―マイク・タイソン=アメリカの悪夢
夏の炬燵―テクノロジーの詩学、あるいは川合健二さんのこと
弔辞―松山さん、ウナギです
著者等紹介
小川雅魚[オガワマサナ]
1951年、渥美半島先端生まれ。椙山女学園大学国際コミュニケーション学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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