内容説明
「私」にとってかけがえのないあの人との真の意味での対話の痕跡を、できればその断片だけでも形として残しておきたいという、「私」の中に突如として湧き上がった抗しがたい欲求に駆り立てられ、「囁聲(chuchotements)」する「記憶たち(m´emoires)」に紡ぎださせたひとつの物語。
著者等紹介
石川文也[イシカワフミヤ]
愛知県出身。言語学者。日本鳥学会会員。東京大学教養学部教養学科第2「フランスの文化と社会」卒業。同大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得満期退学。パリ第三=新ソルボンヌ大学外国語としてのフランス語教育論専攻博士課程修了。博士(言語・文化教育論)。現在、立教大学異文化コミュニケーション学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。