内容説明
『週刊金曜日』好評連載を単行本化!
目次
プロローグ
1 ソンミ虐殺 死体の山から這い出た少年は生きていた
2 「命懸けても守るものとは?」 なぜアメリカに勝てたのか?闘った女たちの証言
3 血塗られたアオザイの証言 戦乱に打ち勝った戦場の恋
4 今もひろがるダイオキシン災害 ブーメラン被害の米兵だけ救済する米国
5 写真による戦争犯罪告発 中村梧郎が語る“枯葉剤被害の今”
6 野戦病院と山岳の民 若き軍医の最期の現場へ
7 山の土地を追われて広がる格差 少数民族の「戦後」
8 船長たちの恋と闘い 「海のホーチミン・ルート」を担った「ふつうの英雄」たち
9 ハノイの共産党員の家に生まれて ―在日25年 チャン・ティ・ヒエンさんの目 ドイモイの光と影
10 ベトナム人民にとって「社会主義」とは何だったのか? 古田元夫・日越大学学長との対話
11 「貧しさを分かちあう社会主義」から「豊かになれる者から豊かになる」へ ベトナム式「社会主義」の模索
エピローグ ベトナムへの旅の原点
著者等紹介
本田雅和[ホンダマサカズ]
京都出身。横浜国立大学経済学部在学中から猪狩章氏主宰のジャーナリズム研究会に所属し、在日朝鮮人問題、部落差別問題、冤罪事件、韓国政治犯などの取材を続ける。1979年、朝日新聞社入社、盛岡、前橋支局を経て東京本社社会部記者、週刊朝日記者としてアフガニスタンのソ連軍撤退、フィリピン新人民軍、ルーマニア革命、湾岸戦争、イラク戦争、パレスチナ難民問題などを取材。パプアニューギニア、グアテマラ、アマゾンなどで熱帯林破壊と先住民問題、エジプトやザンビアで人口・開発問題の調査に参加。2007年北海道夕張臨時支局、2010年10月から札幌勤務。2012年福島市の福島総局のち南相馬支局長。2020年朝日新聞社退社、現在『週刊金曜日』編集部(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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