内容説明
あなたは、いつ・どこで・どれだけ被曝したか。ネグレクトされた膨大な公表データから原発事故による汚染・被曝の真相を復活、環境学の視点より、事故の原因と責任、被害の全容を解明する。いまなお続く広域放射能汚染の実態を明らかにした驚愕の報告。3.11原発事故“消された被害”を追う。
目次
序章 事故は地震によって起きた
第1章 初期被曝の構図1 プルーム放出と初期被曝
第2章 初期被曝の構図2 あなたは、いつ、どこで、どれだけ被曝したか
第3章 初期被曝の構図3 小児甲状腺がん多発の原因
第4章 いまなお全国に広がる汚染
第5章 帰還政策・再稼働推進の無謀
著者等紹介
山田國廣[ヤマダクニヒロ]
1943年、大阪生まれ。1969年3月、京都工芸繊維大学工芸学部大学院修了。同年4月より大阪大学工学部助手。1986年、大阪大学工学博士。1990年より大阪大学を辞職し循環科学研究室主宰。1997年より京都精華大学人文学部教授。2015年4月から京都精華大名誉教授。NPO法人木野環境理事。1969年頃から瀬戸内海汚染、琵琶湖の富栄養化、地下水の有機溶剤汚染、水道水トリハロメタン汚染など水環境問題に取り組む。1980年代後半からはリゾート開発としてのゴルフ場環境破壊に取り組み、『ゴルフ場亡国論』(編著・藤原書店)を出版する。その後は地球環境問題などにも取り組み、物質循環論を基本理念にした「現場主義の環境学」を研究し実践する。2011年5月から福島市通学路の放射能汚染除染のモデル構築を開始し、それまで避けてきた放射能汚染問題にはじめて取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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