出版社内容情報
すぐれた人間観察を筆にのせ、人々の素顔を捉えて絶賛を博した著者が、最も脂ののりきった時期に遺した傑作揃いのエッセイ集。
これぞエッセイ! 達人の筆が冴える傑作ぞろい
すぐれた人間観察を筆にのせ、人々の素顔を捉えて絶賛を博した著者が、最も脂ののりきった時期に遺した傑作揃いのエッセイ集。
内容説明
父も母も、皆いきいきとしていた台風の日の情景。歳月が思い出にはめこんだ、見なかったはずの絵の記憶。名乗った途端、電話口の声が様変わりする、女の声変わり。なじみの店ではない店に足を運ぶ、小さな浮気―優れた人間観察で人々の素顔を捉え、生の輝きを鮮やかに浮び上らせた、傑作揃いのエッセイ集。
目次
豆腐
寸劇
助け合い運動
傷だらけの茹子
浮気
無敵艦隊
女地図
新聞紙
布施
引き算〔ほか〕
著者等紹介
向田邦子[ムコウダクニコ]
昭和4(1929)年東京生まれ。実践女子専門学校国語科卒業。映画雑誌編集記者を経て放送作家になりラジオ・テレビで活躍。55年に初めての短編小説「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」で第83回直木賞を受賞し作家活動に入ったが、56年8月航空機事故で急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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