内容説明
“生まれてきたから、死ぬまで生きてやるのだ”。昭和の15年戦争の時代に青春を生きた詩人の、軍国主義の思想に抗い「詩と自由」を求めつづけたたましいの軌跡を集成。
目次
1 芽吹きの章
2 若葉の章
3 夏草の章
4 稲妻の章
5 青春・生と死の歌
6 落葉の章
7 凩の章
8 吹雪の章―筑波日記(昭和十九年一月一日~七月二十七日)抄
9 永訣の便り
著者等紹介
竹内浩三[タケウチコウゾウ]
1921年、三重県伊勢市生まれ。宇治山田中学を経て、日本大学専門部映画科に入学。中学時代の友人たちと同人誌「伊勢文学」を創刊し、詩・小説を発表。42年、繰り上げ卒業し、三重県久居の中部第38部隊に入営。その後、筑波の滑空部隊に転属し、「筑波日記」を執筆。45年、フィリピンで戦死
小林察[コバヤシサトル]
1932年、三重県玉城町生まれ。宇治山田高校、東京大学独逸文学科卒業。光文社勤務、玉川大学教授、大阪学院大学教授を経る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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