目次
第1章 金石から世界へ―いま見直したい伝説の男(弥吉語録;安宅弥吉一代記 自省、反骨、人づくり 「光栄ある復讐」の軌跡(「北國文華」編集室) ほか)
第2章 人づくりの達人―郷土の後進へ総額17億円支援(寄稿 負担なしで進学 3分の1強が金石出身―給費生名簿を読み解く(金沢ふるさと偉人館副館長 増山仁氏)
対談 忘れ得ぬ「ぼんさん」時代―働いて学業、雲の上の「御主人」(野里智昭氏 銭谷庄二氏))
第3章 女子教育の先駆者―甲南女子学園を創立(寄稿 女性の「生きる力」育てる―安宅弥吉と甲南女子学園(産経新聞社客員論説委員 渡部裕明氏)
寄稿転載 淑女失格(作家 佐藤愛子) ほか)
第4章 企業家弥吉の光と影―安宅商会から安宅産業まで(寄稿 ヒトとカネを手繰る安宅イズム―弥吉流経営の教訓とは(金沢星稜大学教授 本康宏史氏)
金沢港「安宅用地」を探る―受け継がれる「遺産」 将来のための空地に(「北國文華」編集室))
第5章 安宅弥吉を語る―シンポジウム抄録(安宅弥吉に学ぶシンポジウム;菩提寺本龍寺に顕彰コーナー完成―人づくりこそ、弥吉の志(「北國文華」編集室) ほか)
著者等紹介
安宅弥吉[アタカヤキチ]
(1873~1949)金沢市金石生まれの実業家。安宅産業や甲南女子学園の創設者。大阪商工会議所会頭を歴任。同郷の世界的な仏教哲学者の鈴木大拙を親友として生涯支えたパトロン的存在でもある。16歳にして金石の豪商銭屋五兵衛に憧れて貿易商を志し上京。旧東京高等商業学校(現・一橋大)を卒業、31歳で大阪に安宅産業の前身安宅商会を設立した。金石の生徒に対する、育英事業の給費制制度を手掛けて、有為の人材を育てた。さらには、大野湊神社に拝殿を寄進したり、旧金石町に多額の寄附を続けるなど、郷土の発展に大きく貢献した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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