内容説明
明治維新は、日本を国家として成功に導いた。維新期になぜあれほどの人材が輩出したのか。その底流には、明治になる前、江戸時代の日本人の“人づくり”があった。いまこそ、江戸期の人づくりを見直す必要があるのではないか。いまの日本の“教育”に警鐘を鳴らす。
目次
第1章 江戸私塾の人づくり(教育)を見直す
第2章 松下村塾における変革の人づくり―駄馬を名馬に変えた松陰の人づくりの秘訣
第3章 新時代への足音―蘭学塾で学んだ逸材たち
第4章 適塾に学ぶ能力開発の秘訣―緒方洪庵が行なった全人教育
第5章 集団と個を調和させた咸宜園の人づくり―広瀬淡窓の独自な教育法とは
第6章 私塾に学ぶ二一世紀の人材開発
第7章 “私塾精神”が企業を発展させる
第8章 「私塾」で人づくりに立ち上がった人たち