内容説明
札幌農学校生徒は明治24年、新渡戸稲造教授を迎えて学芸会を組織し、雑誌を刊行、論文や詩藻に名文家を輩出した。そのエネルギーを結集して出版されたのが本書である。漢文調のロマンに満ちた名文で農学校の全容を紹介、忽ち全国の青年を虜にし、札幌農学校を一躍天下に知らしめるに至った。明治31年発行『札幌農学校』の覆刻版。
目次
第1章 札幌と学問(札幌の気候と学問;札幌の風物と学問 ほか)
第2章 札幌農学校の過去(明治維新と北海道の開拓;札幌農学校の萠蘗時代 ほか)
第3章 札幌農学校の現今(校則学課及び職員;校堂。植物標品室。解剖室。図書館。博物館。植物園。農場。寄宿舎 ほか)
第4章 札幌帝国大学設立の必要を論す